イベント情報
2024年
◆1月21日 東大人文・淀江プロジェクト 第2回シンポジウム New!!
2023年
◆9月30日(土) むきばんだ遺跡で大凧をあげよう!
◆9月17日(日) 李政美コンサート 「海をこえて、時をこえて」
◆3月4日 元文化庁長官の青柳正規先生、むきばんだやよい塾を訪問
◆3月3日 東大人文・淀江プロジェクト 特別講演会
「地中海のほとりと日本海のほとり」 講師:青柳正規氏
◆1月8日 東大人文・淀江プロジェクト 淀江市民講座
第2回 「継体大王と日本海文化~考古学の視点から」
講師:佐古和枝
2021年
◆11月8日 東大人文・淀江プロジェクト 淀江市民講座
第1回 「古墳時代の淀江~その魅力と個性」
講師:佐古和枝
◆7月16日 東大人文・淀江プロジェクト キックオフ・シンポジウム
「淀江の石馬と継体天皇~九州・北陸と淀江を繋ぐ日本海交流」
2020年
◆「キッズ考古学新聞コンクール」に米子市伯仙小学校・青谷小学校から入賞!
◆6月 訃報 むきばんだ応援団2代目団長 坂田友宏先生
◆3月1日 シンポジウム「倭人のつながり」
主催:鳥取県むきばんだ史跡公園事務所
◆いま~3月8日まで
東京国立博物館
『日本書紀』成立1300年特別展「出雲と大和」
2019年
◆11月16日「トーク&コンサート」のレポート
◆12月6日 『週刊金曜日』12月6日号で、小室等さんが連載コラム「なまくらのれん」で妻木晩田遺跡のことを書いてくれました。
◆11月16日 むきばんだ応援団発足&妻木晩田遺跡史跡指定20周年記念
トーク&コンサート「20年のときめき、未来へ」
◆7月10日 むきばんだやよい塾20周年記念事業
むきばんだやよい塾ブックレット第1号『考古学への誘い』刊行!
2024年
1月21日 東大人文・淀江プロジェクト 第2回シンポジウム
淀江町の長者ケ平古墳(向山5号墳)は、6世紀中頃に築かれた前方後円墳(全長48.5m)。この古墳は、明治時代の終わり頃、工事中に埋葬施設がみつかって、金銅製冠や飾り大刀の部品など、豪華な副葬品が出土しました。その年、たまたま米子を訪れた東京帝国大学の坪井正五郎が「これは貴重な考古資料だ」ということで、東大に保管されることになりました。それ以来、120年余り、何人かの研究者が図面を作ったり、論考したりしましたが、このたび30年ぶりに3人の研究者が最先端の学界の研究成果や3D計測などの科学技術を駆使して、再検討した結果、いくつもの新しい発見があり、淀江の古墳群の価値や意義がぐんと高まりました!その成果は、「予稿集」に記されています。ご希望の方は、むきばんだ応援団事務局(mukibanda.oendan@gmail.com)にご一報ください。データ(PDF)でお届けします。(むきばんだ応援団は、東大人文・淀江プロジェクトの協力団体です)
2023年
9月30日(土) むきばんだで大ダコをあげよう!
今から2000年前、古代の淀江には、大きな集落がありました。弥生の集落「むきばんだ」では、遠くから来た人への目印として、のろしをあげた跡が残っています。弥生人の気分になって、凧をつくって、あげてみませんか。福生凧の会の連ダコあげも行われます。
◇日 時 令和5年9月30日(土)午前10時~12時
◇場 所 米子市淀江町 むきばんだ史跡公園芝生広場
◇製作凧:イカ凧(小学校4年生以上)・ダイヤ凧(1~3年生)
会場までの送迎等、保護者の方同伴でお願いします。
大人も参加可能、誰でも楽しめます。
◇指 導:米子市福生凧の会
◇参加費:一人100円(当日持参してください)
◇申込み:9月25日(月)までに下記へFAXまたはメールにてお申し込みください。
【申し込み先】 NPOむきばんだ応援団(山陰遺跡ネットワーク会議)
米子市新開2‐3‐10 本の学校2階市民サロン内
電 話 080-1915-6664
FAX 0859-31-9231
e-mail mukibanda.oendan@gmail.com
10年ぶりの李政美さんのコンサートです。李政美さんは、東京生まれの在日コリアン2世。永六輔さんが「東京で歌のうまい3人の歌手の1人」と絶賛する実力派です。1998年、妻木晩田遺跡の保存運動中に、発掘調査中の遺跡でミニ・コンサートをしてくれました。そのコンサートで、政美さんは
「2000年前のこのムラには、いまの私と同じように、この海のむこうの故郷を想った人がいたに違いないと思ったら、この遺跡が他人事には思えなくなった」と語り、それ以来、ずっと妻木晩田遺跡を応援してくれています。
1999年に妻木晩田遺跡の保存が決まった時、「みんなで歌える歌がほしい」という私たちのワガママを聞いてくれて、「おいでみんなここへ」という歌を作ってくれました。
久しぶりに政美さんの歌と語りで、たっぷり心を潤してもらってください。ご参加をお待ちしています。
9月17日 李政美コンサートのご案内
古代ローマ研究の第一人者・元文化庁長官の青柳正規先生が米子で講演会
そして翌日、むきばんだやよい塾を訪問 2023年3月3日・4日
今年度からスタートした東大人文・淀江プロジェクトの特別講演会として青柳先生が米子来訪!妻木晩田遺跡や上淀廃寺を訪れた後、米子コンベンションホールで「地中海のほとりと日本海のほとり~発掘調査と地域文化」の講演会。青柳先生といえば、ヴェスヴィオ山の噴火で埋もれたポンペイをはじめとする古代ローマの研究で知られる世界的な考古学者として、よくテレビでもおみかけします。最近も「皇帝ネロの黄金宮殿」(NHKBS 3月4日)の番組にご出演でした。せっかくなので塾の冒頭で、妻木晩田遺跡や上淀廃寺などを見ていただいた感想など。そして、講座の締めくくりには、当日のやよい塾の講師・深澤芳樹先生から青柳先生へ、ウクライナ紛争について我々はどう向き合えばいいのか、ぜひお聞かせいただきたいという難しいリクエストがでましたが、青柳先生はとても丁寧に誠実にお答えくださいました。そして、修了式恒例の記念撮影にも加わっていただきました。今期の塾生さんは、とても得をしましたね。そして、過密なスケジュールのなかでも、やよい塾を訪問すると仰ってくださった青柳先生の温かいご配慮に、みんな感謝感激でした。
米子でポンペイの話を聞く贅沢!!
青柳先生は、長年ポンペイなど古代ローマの遺跡の発掘調査に携わってこられました。米子でポンペイの話?と思われるかもしれませんが、古代ローマといえば、ちょうどわれらがムキバンダの時代と重なります。あちらとこちらで、生活文化や社会楮にどういう違いがあるのでしょうか?「地中海とヴェスヴィオ火山」のくみあわせは、「日本海と大山」に通じるものがあるのでは?遠い異国の話のようで、じつは繋がっていることがいろいろあるのだと気づいていただけると思います。めったにないチャンスです。ぜひ、おでかけください!(チラシはこちら)
第24期 むきばんだやよい塾のご案内
23期にスタートした「考古学入門講座」を24期にも続けます。23期は、旧石器時代から時代を追って話を進めて、弥生時代中期まできました。24期は、いよいよ妻木晩田遺跡が登場する弥生時代後期に突入します。弥生時代中期・後期を学ぶ時、『魏志』倭人伝を知っておくと、より理解が深まります。24期は、『魏志』倭人伝の現代語訳をみなさんと一緒に読みながら、関連する考古学の研究成果を紹介していきます。(チラシはこちら)
HOTな話題 訃報 むきばんだ応援団2代目団長
坂田友宏先生、6月2日に御逝去
「むきばんだ応援団」2代目の団長・坂田友宏先生がご逝去されました。坂田先生には、応援団発足当初から副団長として、またその後は団長として、ずっと私たちの活動を、大所高所から的確なご指導をいただき、また陰に日向に支えてくださいました。2019年に、長年の活動実績が認められ、サントリー地域文化賞をいただいた時、とても喜んでくださり、私達も団長に少しは恩返しができたようで、本当に嬉しく思ったことでした。コロナがおさまったら、いろいろとご報告したいことが山ほどあったのに・・・残念でなりません。
きっと先生は天国でも私たちの活動を見守っていてくださると思います。そう思って、これからもがんばります。
先生、長い間、ありがとうございました。
HOTな話題 「キッズ考古学新聞コンクール」に、
米子市伯仙小学校・青谷小学校から入賞!
むきばんだ応援団20周年記念事業として昨年7月本格的にスタートしたWEBサイト「全国子ども考古学教室」は、コロナ禍でも自宅でできるイベントとして、「kid's考古学新聞コンクール」を実施しました。
当初、5・6年生を対象に募集をしましたが、低学年でも応募したいという要望があったため、第2次募集をして、5・6年部門と4年生以下のチャレンジ部門をもうけました。
その結果、5・6年部門42点、チャレンジ部門46点の合計88点、および対象外ですが中・高校生3点の応募がありました。そのなかで、なんと米子の子供たちの作品3点が入賞しました!!
審査結果およびすべての応募作品は、「全国子ども考古学教室」のサイトにすべて掲載しています。
また、最終審査に残った約30点の作品は、7月の大阪府立弥生文化博物館を皮切りに、新潟県・愛媛県・広島県など各地の博物館のロビーで「全国作品巡回展」を開催します。
ちびっこ考古学者たちの素晴らしい作品を、ぜひご覧ください。
TOPICS むきばんだ応援団発足&妻木晩田遺跡史跡指定20周年記念
トーク&コンサート「20年のときめき、未来へ」
◆妻木晩田遺跡で小室さんと
ドキドキしながら迎えた20周年記念の日、まず午前中は、小室さんとゆいちゃんを10年ぶりに妻木晩田遺跡へご案内。「うわ~、隔世の感だね」と小室さんが仰ったのは、ガイダンス施設の存在でした。以前に来ていただいた時には、プレハブのような建物しかなかったから。永六輔さんに揮毫していただいた遺跡保存のモニュメントも見ていただきました「わ~、永さんの字だって、すぐにわかるね」とゆいちゃん。洞ノ原の四隅突出型墳丘墓のあたりで、山陰放送ラジオに携帯電話でナマ出演。話の途中で、妻木晩田のテーマソング「おいでみんなここへ」の出だしのところを、急遽ゆいちゃんとデュエットで歌ってくださり、感激でした。
◆そして、会場の日吉津村へ。約100名の来場者。オープニングは小室さんにお任せしました。永さんが妻木晩田を歩いている写真をバックに投影しながら、まずは永さんが作詞された「逢いたい」。そして、ゆいちゃんが加わって「上を向いて歩こう」の大合唱。
◆そこからサコも仲間入りして、3人のおしゃべりタイム。そこで、小室さんの名言が生まれました。「遺跡って、よくタイムカプセルって言われるけれど、そうじゃなくて、過去と現在を行き来することで、いろんなことを考えさせてくれるタイムトンネルだよね」さらに、ゆいちゃんがこのイベントの垂れ幕を指さして「未来にも行くんだよ」 なんて素敵な表現でしょう。「それ、使わせてもらっていいですか?」と、第2部の講師・禰冝田佳男さんも感服。
◆小室さんがそうおっしゃったのは、2000年前の妻木晩田で、朝鮮半島製の鉄器が出土していて、日韓交流があったんだという話から、いまの日本と韓国のギクシャクした関係をのりこえるために、われわれは妻木晩田を原点として、弥生人に学ばなきゃいけないんだ、ということからでした。拍手!!
◆続いて、大阪府立弥生文化博物館の禰冝田館長とサコとのトーク。サコが妻木晩田遺跡の簡単な紹介をして、禰冝田さんに妻木晩田の学術的な重要性について話していただきました。妻木晩田って、ほんとに凄い遺跡なんですか?って聞いてみたら、「何を言ってるんですか。凄い遺跡に決まっているじゃないですか」と禰冝田さん。「だから、もっともっとPRしなきゃ。これからは海外に向けて積極的に情報発信していきましょう」と嬉しいハッパをかけられました。
◆最後は、小室さんとゆいちゃんの父娘のなごやかで微笑ましい歌をたっぷりと聴かせていただきました。本当に、楽しく幸せな一日でした。妻木晩田遺跡のおかげで、こんな素敵な時間をもつことができました。あらためて、妻木晩田遺跡とそれを支えてくださってきた多くの皆様に感謝いたします。次の20年にむけて、またがんばりまっす。今後とも、よろしくお願いいたします。
おかげさまで20年!感謝の気持をこめて むきばんだやよい塾20周年記念事業
これまでの珠玉の講義の数々を 皆さまにもお届けします
むきばんだやよい塾ブックレット
第1号 佐原眞&金関恕
「考古学への誘い
─妻木晩田遺跡から学ぶ─」
【掲載内容】 A5判 162ページ 定価 1,000円+税
第一講義「考古学の楽しさ、おもしろさ」佐原 眞
第二講義「考古学の年代の決め方」佐原 眞
第三講義「世界のなかの弥生文化」金関 恕
第四講義「弥生社会と妻木晩田遺跡」金関 恕
第五講義「遺跡、博物館はなぜ大切か」金関 恕
座談会「妻木晩田遺跡の魅力と今後への期待」
ご希望の方は、住所・氏名・冊数を明記の上、冊数分の代金(税込1冊1080円)と送料(1冊180円)を下記にお振込みください。
2冊以上の送料については、事前にお問い合わせ下さい。
郵便口座 01340-7-78743 「むきばんだ応援団」
お問い合わせ:mukibanda.oendan@gmail.com
書名:やよい塾講座1
「考古学への誘い ─妻木晩田遺跡から学ぶ─」
著者:佐原 眞、金関 恕
編集:NPO法人むきばんだ応援団
発行:編集工房 遊
定価:1,000円+税
ISBN:978-4-86611-161-2
発行日:2019.6.30.sun
判型:A5判
ページ数:162ページ